■第62回結果発表 イススィール旧暦1805年 6月 地霊の週


挨拶

 ア・バオ・ア・クゥーを倒すメリットがそれほどあるとは思えないものの、

 引換アイテムが人形とか、そういう外道なシステムだったらどうしようかと思っている。

お知らせと新規実装仕様と新規発見事項

◆技術さんのその後

 前回数々の orz を生んだ技術さん、予告通りの修正が入り、全キャラクターの技術が 1/2 (端数切上) になった。ただし古代人・ドワーフの場合、初期技術 10 の分に影響はない。

 また、アナウンスされていた技術上限についてだが、今回処理にバグが発生しており、『技術が50(ドワーフ・古代人の場合60)を越えたキャラクターが作製や宝箱の開錠を行った場合、半減する前に上限制限を受けている』ようだ。
 例えば前回のバグ前に技術 76 だった古代人は、『上限制限を受け技術 60 に → 初期値 10 を引いた技術分の 50 が半減→技術 35 に』となっている。今回やたらと技術 35 のキャラクターが多いのはこのため。これは次回までに修正されるとのこと。

 しかし、 AP 補填はなぜか動作しており、技術 120 だったオルト(1251)氏が 25AP (=技術 5) の補填を受けていたりする。正常に修正が入っていれば氏の技術は 65 だった筈なので、補填だけは正しい動きをしているようだ。
 この動作とお知らせの文面から、
  ドワーフ・古代人の技術上限 : 60
  その他種族の技術上限 : 50
 ということが推測できる。ドワーフ・古代人は技術上限値が高いことで、作製のアドバンテージを保つ狙いのようだ。


 技術を上昇させる手段が減ることについては、以下の形になっている模様。

 ■宝箱開錠の成功時は技術 +0 〜 +1 、失敗時は -1 〜 ±0
  →白箱でも紫箱でも技術 +1 までしか確認できず
  →宝箱開錠に失敗して技術が -1 された例は二件 (E-No.678E-No.1814)
 ■知恵の輪セット成功時は技術 ±0 〜 +1 、失敗時は±0
 ■アイテム作成時、『会心の出来』なら技術 +1 ( ±0 〜 +1 かも)、平時は ±0
  『実力を発揮できなかった』なら技術 ±0 〜 -1


 これまでのシンプルな技術上昇方式が廃止され、かなりランダム要素が増えている。技術はのんびり少しずつ上げていく形に。
 ただし、今回はまだサンプルが少ないのと、技術の値に関するバグがまだ残っているため、上のまとめは決して正確なデータではない。詳しい・正確な仕様が判明していくのは次回以降になるだろう。

 また、技術が関与するクラスチェンジ条件などが緩和されるということだったが、今回一人旅のヴェルンハルト(1798)氏が『技術 7 』でブラックスミスへのクラスチェンジに成功している。
 これまでブラックスミスへのチェンジに必要な技術値が 28 だったことを考えると、かなり大幅な減少。クラフトマン→ブラックスミスの壁が非常に低くなったことになり、技術値が上がりにくくなったことも相俟って、鍛治キャラクター間の差は縮減することになりそう。



 宝箱開錠率の仕様変更については、ワスレナグサさんがやってくれるんじゃないかなーとかそういう不精。

|| 2004.11.03 19:25 追記

 ホントにワスレナグサさんがやってくれた! ワーイ。

 開錠率の計算式は、

 技術÷2+基本開錠率+センス+クラス・スキルボーナス=開錠率(%)

 という形になった模様。『基本開錠率』は宝箱(青)であれば『60』、箱のランクが一つ上がるにつき 5% ずつ下がっていく形。
 クラス・スキルボーナスによる上昇値は、もしかすると変更が入っているかもしれないということだった。これまでドワーフ・古代人に存在した、種族特有の開錠率ボーナスは無くなっている。

 また、開錠率に上限が導入され、最大でも 75% でしか開けられなくなってしまった。どれだけ高位の開錠師でも 1/4 の確率で失敗するわけで、罠が厳しいこのゲームにしてはかなり低い上限値と言える。

 現状では、技術 50 ・センス 15 以上のキャラクターであればどんな宝箱に対しても最高の開錠率を発揮できることになる。高い値だが決して到達不可能な数字ではない。到達可能な上限が開錠率に導入された今、リムーブトラップは相対的に地位が失墜したか。ドワーフ・古代人の技術のように、リムーブトラップも限界値を突破して開錠率を伸ばせる仕様になっている可能性もあるが…。



◆作製計算式修正

 今回は二点の抜き打ち仕様変更があった。ホント鍛治周りは地獄だぜ! フフウハアー。

1. 作製にクリティカル・ファンブルが導入  

 アイテム作製に大成功と失敗のランダム要素が導入された。
 作製を行なった際に 10% 程の確率で『会心の出来だ!』と表示され、アイテムのステータスがアップする。基本 300 作製で攻撃 29 を出している長剣もあり、割と馬鹿にできないデータの模様。
 また、平時はアイテム作製で技術が上昇しなくなったようだが、『会心の出来』の際には +1 されている。
 ただし逆に 20% 程度で『実力を発揮できなかった……』となる場合も確認されており、この際はアイテムのステータスが下降するようだ。加えて、まれに技術が 1 下がることもある。

 装備修正 1 点の影響が大きい ED では、高額作製でファンブルが起こると泣くに泣けなさそう。逆にクリティカルが起こればとんでもない魔剣ができる可能性もあるわけで、ギャンブル好きには嬉しい要素と言えるだろうか。
 ただ、多くの場合、高額作製をするよりは、クリティカルを期待してそこそこの品を幾つか発注する方式が利巧そうな気はする。


2. 『腕甲』『リング』の攻撃・魔攻ボーナスが上昇  

 前回大きく低下してしょんぼりなことになった『腕甲』『リング』の攻撃・魔攻ボーナスに、今回修正が入った。
 それぞれ『 1 振りした時の防御力の半分』と『 5 振りした時の魔防力の半分』だった攻撃・魔攻ボーナスは、今回から『 1 振りした時の防御・ 5 振りした時の魔防力と同値』にまで上昇。以前には及ばないものの、数値は前回の二倍になっており、前回高額をつぎ込んで作製してしまった人は泣きを見たか。



◆『エソルテル砦』ボスドロップ修正

 これまでボスが宝箱(白)しか落とさなかった『決戦の地アストラ・エソルテル砦』に、ドロップアイテムが追加された。各ルートによって落とす品は異なるが、特殊効果はどれも同じ『リアクト防止』。性能は以下の通り。

ミュウルート
アイテム名 種類 攻撃 防御 魔攻 魔防 価値 備考
デファイリスト 腕甲 5 3 0 3 10000 リアクト防止
グッドマンルート
アイテム名 種類 攻撃 防御 魔攻 魔防 価値 備考
デファイリング リング 0 3 5 3 10000 リアクト防止
アナザルート
アイテム名 種類 攻撃 防御 魔攻 魔防 価値 備考
デファイシールド 0 5 0 5 10000 リアクト防止

 このリアクト防止はアレですか、エイクドを狩れということですか。

 灰城ロマルフのフェサのお守りやエリグヒド街跡のブリキのうでのように、中ボスの落とすちょっとヘンな特殊効果を持ったアイテムは、その後のボス戦に有効であることが多い。この後の階段や、『決戦の地アストラ』で嫌なリアクションスキルを使う敵が現れることを暗示しているのだろう。

 以前攻略したパーティには、パーティの先頭キャラのアイテム欄末尾に当該アイテムが入るとのことだった。



◆アイテム売買の不具合

 裏ショップのアイテムに、いくつか購入できないものがある不具合が確認されている。調査・修正が入るということだが、修正が間に合わない怖れもあるので、裏ショップ品を見切り購入・装備する場合には注意した方がいいかもしれない。

先行パーティ結果

 ア・バオ・ア・クゥー! 今回はそれに尽きる。
 ていうか長いよ先行パーティ。またちょっと減らそうかなあ。アストラのデータだけ乗っけて。

▼決戦の地アストラ : Section4/○○を△△する階段

DANCE IN THE SHADOW 【×決戦の地アストラ : 勇気を試す階段 / はるかなる果てへ/Section4_a

 高い攻撃力を持つ第862パーティ、もう止まりはしないとばかりに『勇気を試す階段』へと乗り込んだ。さすがに一度では抜けない相手と見てか、鍵師氏はバシュカーに CC 。今回の勝利は一度捨て、ライフバーストを回収した再起ボーナス入りの戦いで決着をつける作戦? しかししっかりフルスキルを装備している辺り、あわよくば勝ちを拾おうという意図も見え隠れ。

ユキルタス 「この階段は、アストラで破れた者達が支えている。
彼らが自分の戦いの来歴を放棄する日まで、
決戦の地への道を繋ぐこの階段がついえることはないだろう。
彼らは得られなかった勝利の渇望を、
次なる挑戦者に求める。
ゆえに戦いをためらうことは許されんのだ。
振り向くな!
臆病者にかける情けは、この地にはないッ!」


 薄暗い色無き空へと向かう階段を上るパーティ。振り向かずに進まねばならないというこの階段で、襲い掛かってきたのは四体のまったく異なるモンスター。とりわけ目立つのは、空を飛ぶ最高レベル幻獣、ア・バオ・ア・クゥー。特にセリフを喋らないところを見ると、ボスというよりはイープゥのような敵と見るのがよさそうか?

名称LvHP種族隊列耐性弱点コマンド所持品
ア・バオ・ア・クゥー 55 4000〜? 幻獣 飛行     ニルヴァーナ
 (物・単3回 / ショック・毒・菌・麻痺・石化・即死がランダム発動)

遠隔攻撃 : 射程2
クリティカルハイ
高防御力
ア・バオ・ア・クゥー
?ruth
ジェジュンドラゴン 55 4000 ドラゴン 前列 火+3
水+3
風+3
即死
ドラゴンテイル (物・列)
ウィンドブレス (物・列 / )
ファイアブレス (物・列 / )

遠隔攻撃 : 射程2
まれに魔法回避
 
?ruth
フェイスゴーレム 50 2000 魔道機 前列     フラッシュアイ (魔・全 / 盲目)
バイオディソーダ (魔・全 / 毒)
イイリィランゲージ (魔・列 / 3ターン魔防力↑)

マジックチャージ : 射程2
高防御力
まれに魔法反射
 
?ruth
ハイドビハインド 50 2000 霊体 後列     影縛り (物・単 / 麻痺)
グリムダーク (物・単 / 必痛撃)
バックスタブ (物・単 / 即死)

クリティカルハイ
 
?ruth

 ジェジュンドラゴンは恐ろしい威力の隊列攻撃でパーティの壁を削るため、よほどの回避壁や高 HP 壁でなければ、一枚のみでの生存は難しそう。
 フェイスゴーレムの撒く毒はニルヴァーナと相俟ってかなり高密度になるため、アンチウォールや体調耐性ではやや心もとない。
 ハイドビハインドはあまり目立たないが、地味に仕掛けてくる即死事故が嫌な敵だ。後列にいるのに射程が長くないのはおかしいが、どうも前列狙い傾向が見える。

 しかしまあ、それよりも何よりも、ここのモンスターで最も厄介なのはア・バオ・ア・クゥーだろう。イススィール随一のスピードを持つ kahrua 氏でもまま先手を取られる早さで動き、三連状態異常技を 10 ターン中 7 回撃つ。状態異常の内容はバラバラ、しかも菌に石化まで含まれているというまさに何でもアリ感漂う幻獣。 HP も一人でボスを張れるくらい高い。イープゥ時の教訓に従えば、何らかの状態異常や HP 半減技が効くと見るのがよさそうか?

 鍵師氏・ウォレス氏のスペラー陣がライフェイドを、 kahrua 氏・柩氏のアタッカーがオフェンセイドを入れて、狙うは真っ向からの力押し…だった筈が、状態異常の群れの前に完全にアテが外れた形になったようだ。盲目はサイトナレッジで、痛撃はゼニスアーマーフェサのお守りでまあ無効化できたものの、ウォレス氏の連続ショック、鍵師氏・柩氏の麻痺により回復も攻撃も足止めを食らい、結局崩れた体勢を立て直せずにそのまま沈没した。
 アンチウォール系のスキルを一切持たないこのパーティは、こうした行動停止系の状態異常ハメに徹底して弱い。来る異常がダメージ系の毒のみなら二人で全体回復を回せるため何とかなるのだが…。

 再起ボーナスは獲得したものの、次回の段階でア・バオ・ア・クゥーに勝てる状況を整えるのは難しそう。『勝利を誓う階段』ならばまだ相性が良さそうに思えるが、強い敵にこだわるか、それとも行けそうな道を行くか?



Ewige Verfolgung Persone 【×決戦の地アストラ : 勇気を試す階段 / はるかなる果てへ/Section4_m

シュリ 「…変な階段や。涅槃に通じるとかいうアレみたいやな(登りながら)」


 そのアレだよ!

 という恐ろしい先読み能力を発揮しつつ、特攻好きな E.V.P. も勇気を試す階段を目指した。装飾欄に余裕の出来やすい魔法系・グェン氏はインパルスジェムを装備し、集中ナシでサーストティアを四発撃てる体勢を整えている。ファーク氏は前回で資質スキルが効かない敵に懲りたのか、ストライク主体の珍しいコマンド編成。

サーク 「ここが最後の関門となるだろう。
アストラで敗れた者の数だけ、段の数が増えるという階段……。
この一段一段が、その者たちの怨嗟で支えられているんだ。
振り返ってはならない! まろべばアビスの底まで落ち、
再び帰り立つことはできないだろう……。
彼らの無念に足を引っ張られてはいけないッ」


 暗い夜の中の階段で、案内人がサークという違いはあるものの、この地域での出現モンスターは変わらないようだ。表れたのはやはり常識外れのモンスターが四体。
 戦闘はすっかり一枚壁の地位が定着したフェイズ氏がディフェンセイド、他三人がオフェンセイドという構え。フェイズ氏のディフレクト+が凄まじい確率で走り、危険な攻撃を次々に無効化。アストラ NPC の中で最も役に立つ男・サークも頑張ってはいたが、不運なのはアタッカー三人がターゲティングを使っていたことだった。
 魔法系であるグェン氏の攻撃は最も HP の低いフェイスゴーレムをよく削っていたものの、シュリ氏・ファーク氏の打撃は物理耐性の前に阻まれる。ゲティンガイストを一撃だけに設定したのも裏目に出、耐久力の低いグェン氏が倒れた後はなし崩し的に全滅。作戦の相性と相手の火力の前に押し切られるという残念な結果になった。

 このパーティの今回の戦闘で注目すべきは、ファーク氏の不思議な被ダメージの低さだろう。 577+23 という決して高くは無い防御力でありながら、防御力 598+40 の柩氏に比べてニルヴァーナの被ダメージが異常に低い。ユテァリーテ戦等でまま感じられていた、飛行隊列によるダメージ減少効果だろうか?



時の探索者 【×決戦の地アストラ : 勇気を試す階段 / はるかなる果てへ/Section4_g

 三人編成の時の探索者、無謀にも選んだルートは勇気を試す階段。三人とも加護を使っているが、ミストルテイン氏はタラントアーナーを装備し、微妙に様子見感も。

サルビア 「つ【技術の墓】」

サルビア 「仕様変更は幾度も鍛治クラスと戦い破ってきたが、そのたびにこうして彼らを弔ってきたんだ・・・」


 ぎ、技術さん………!(´・ω・`)

 直前のシャンテレンが弱かったのに自信をつけ、特に装備はいじらずにチャレンジ。状態異常対策はサルビア氏のアンチウォールのみ、しかし氏自身は特に異常対策をしていない。槍の命中率がさほど良くないので、攻撃力不足で引き分けるのを嫌った結果。

グッドマン 「ここが正念場だぜェ!
この階段はな、アストラで負けた奴の数だけ増えるンだ。
長年かけてこんだけ長くなってよ、まったく迷惑なこった。
ぉおっと、後ろを向くンじゃあねェぞ。
スッ転んだらそのまま地獄の底まで転がり落ちるぜ!」


 やっぱりこの人の説明が一番簡潔だなあ。妙にテンションも高いが。

 朝の空へと階段を上る他に特に差は無く、戦闘の相手はやはりア・バオ・ア・クゥーら四体のモンスター。ミストルテイン氏がライフェイド、リオット&サルビア氏がオフェンセイドという攻撃寄りの加護バランスで挑んだ…ものの、やはり状態異常対策の甘さが致命傷を招いた。
 ダメージを食らって持ち返すのが高 HP の本領だが、毒・菌・麻痺を受けてはなす術もない。六ターンの短さで全滅した。
 状態異常や資質スキルの効きにもよるが、次回再び『勇気を試す階段』へ挑んで勝つのはまず無理だろう。『勝利を誓う階段』の方へ逸れるか、少し修行をして『勇気を試す階段』を抜くか、相談しどころだ。



パンツァードラグーンψ 【×決戦の地アストラ : 勝利を誓う階段 / はるかなる果てへ/Section4_m

 ついに念願の夜のパンティを穿き、勢いに乗って進むパンツァードラグーン。選んだルートは堅実に、今回唯一の勝利を誓う階段
 特にイベントメッセージに変化は無かったが、登場モンスターの編成は、ア・バオ・ア・クゥーが抜けて随分楽になっている。状態異常対策が毒・麻痺・盲目だけで良いというのは嬉しい状況だ。

 マリエン氏が「まずは見。いろいろな技を叩きつけるッ」と言っているように、今回は様子見の要素が強そうか。ただし AP の足りないんちゃ氏を除く三人はオフェンセイドを使い、戦闘意欲は満々。
 しかし強力なジェジュンドラゴン&フェイスゴーレムの隊列攻撃に削られ、更にターゲティング使いの物理パーティに対する罠・フェイスゴーレムが強固な壁となり、結局は押し切られる形で全滅した。デッシュでフェイスゴーレムが即死していれば或いは目はあったかもしれないが、まあ、まんまとターゲティング封じにハマってしまったと言えるだろう。

 今回マリエン氏が身を呈して実験してくれた所を見るなら、フェイスゴーレムは HP2000 で物理耐性を持っているくせに、ガイストの効きは決して良くない。オフェンセイド入りのゲティンガイストで 200 削れていないところを見ると、魔法火力のないこのパーティではなかなかキツい敵に思える。即死や毒といった状態異常で攻めるか、それともマリエン氏のグラップルがここに来て強烈な威力を発揮するか?
▼決戦の地アストラ : はざまの道ルート

攻略より実験を 【○決戦の地アストラ : エソルテル砦 / はるかなる果てへ/Section3_a

 エィスを倒し資金を稼ぎ、いよいよクァダスを倒しにエソルテル砦へ向かう。すいか氏は、買えるかどうか一応確認するためだろうか、所持金 0 で隠しショップのアイテムの辺りをまさぐっている。
 メカレヴィ氏は短剣+フェサのお守りで防御と命中を固め、すいか氏とツートップ。すいか氏はタラントアーナー装備のせいでカウンターライフバーストが入れられない分を、ライフェイドと罪映の盾で補っている。いしゅと氏は、今回のこのパーティ最大の見所・ナッツクラッカーを装備。

いしゅと 「高Lvでのシールドブレイクは・・・」


 割とスゴいことに。
 そもそも後半になるとクリティカル (=防御無視)のダメージが大幅に増える現状、高い攻撃力を確保できるなら、シールドブレイクがむのすごい威力を発揮することは容易に想像できる。しかし、今回いしゅと氏が撃っていたシールドブレイクは、割と予想を越えていた。
 オフェンセイドを入れ・懐剣を持つという現状最高位のアタックスタイルで戦うもる氏と、加護不使用のいしゅと氏、通常攻撃のダメージは両者互角。こりゃスゴい。流石にスキル攻撃になるとオフェンセイド使いに一歩譲るようだったが、見せた可能性は大きい。
 あちこちで物理耐性を持った敵が出ている以上、これは素早さ系の希望になるだろう。もしかすると今こそイーグルタロンの時代も訪れるのかもしれない!


 …まあ、問題はもう誰もあんな威力の腕甲を作れないということか。どうしよう。

 それから、すいか氏の裸体をクリックするとレクパレイトについての丁寧なデータと考察が載っている。参考になります。仕様変更後の動作を知りたい時は見てみるとよさそう。

▼決戦の地アストラ : 闇の墓ルート

第5パーティ 【○決戦の地アストラ : エソルテル砦 / はるかなる果てへ/Section3_m

 再起ボーナスを抱えて、いよいよこのパーティのミフレッセ戦本番。取引一切ナシ、装備は市販品&ドロップ品というモットーは、アストラでひときわ異彩を放っている。攻撃力不足を感じたか、マーシー氏はグランソードを購入・装備。状態異常の心配がなくなったフルダルフ氏はダブルナレッジで火力を底上げしていた。

 マーシー氏がライフェイドで壁力を高め、懐剣を持つハルク氏と、魔攻力の鬼・フルダルフ氏がオフェンセイドを使用。回復薬のククロウ氏はミフレッセの長射程攻撃への対策か、ディフェンセイドを張っている。
 高い攻撃力でコリコリと相手の HP を削り、更にちょこちょこと状態異常を挟むことで防御力の低さを補おうとするコマンド編成。フルダルフ氏のショックレイドはドロゥル達に有効に働いていたが、魔攻力が高すぎてドロゥルに当たると相手は半死半生、攻撃なのか足止めなのかよくわからない。
 武器の射程を短く合わせたのが有効に働いたか、中盤、ドロゥルを二人残してミフレッセが沈む。怒涛の火力の前に覚醒する暇もなかった。そこからは能力の低いドロゥル相手、ぎりぎりと寄り切って勝負を決めた。

 また、ハルク氏がナップソングを使っていたが、ドロゥル達に効果は無かった。サーベルタイガーにも睡眠が効かなかったし、もしかして彼らもプリベント辺りは標準装備か?

 レベルの高いボスを倒したメンバーは皆レベルアップ、特にフルダルフ氏はこれで魔攻 1044の大台に乗った。人形使い精霊は本当スゴい。

▼決戦の地アストラ : 光の墓ルート

バトルボインジャー 【○決戦の地アストラ : エソルテル砦 / はるかなる果てへ/Section3_g

 一度様子見をして手の内を探ったバトルボインジャー、これなら行けるとばかりにオブティネイド×4でシャンテレン戦に挑んだ。ピエール氏はラッキーゲッサーを着けっぱなしにする余裕っぷり。

 ゴリガン氏に当たった分の攻撃と、シャンテレンのマジックアローがちょこちょこフォントサイズの大きいダメージを出していたが、 HP の高いこのパーティにとっては事故さえ起こらないダメージ。ハイキュアと超回復能力の壁の前に阻まれていた。
 終盤、シャンテレンの意外な回避率の前にややもたついたが、みっきー氏のダークレイドが着実に HP を削り、結局余裕で勝利。収入は高い経験値と総額 36000ruth 。ピエール氏の攻撃力も四桁を越え、これからの戦いに備えてかなりの収入となった。

 リェロン氏は二度ほどポイズンレイドを撃っていたが、いずれも機械三体には効かず。効く状態異常と効かない状態異常の境目は、やはりプリベント基準だろうか?

▼様子見組

夢の中で 【○霧渓谷ロゥリス : 弔いの断崖】

 珍しく…でもないか。第11パーティ、 AP 面に多少不安が出来たか、それとも突入は血の気の多いところがやってくれると踏んだか、ロゥリスで稼ぎに入った。エィスを警戒してだろう、行き先は弔いの断崖。
 アーリィ氏はゲティンガイストに専念すべく (?) 、基本 300 のダブルアップ暗器を装備。実際かなり良い動きをしていた。資質スキル系の攻撃は威力が装備にほとんど依存しないため、こうした特殊能力重視の固め方をしてもいいだろう。

 戦闘はごく普通のロゥリス戦で、特に目立ったこともなく勝利。さすがに高次元でバランスが取れたこのパーティに、 6 レベル下のロゥリスモンスターが敵う筈もなかった。

注目パーティ結果

第599パーティー 【○決戦の地アストラ : 知らざる場所】

 一人旅魔法系の月影氏、アストラへ挑戦。一人旅キャラが『知らざる場所』へ挑戦するのは初めてのことになる。氏はこれまでロゥリスに篭っていたが、 Lv48 を越え、エィスが出てくる危険性を意識しての行動か。
 彼の光るところはほとんど全てのアイテムをドロップ品で賄っていること。それでも高レベルロゥリスで戦っていけるということを示している。

 戦闘は『秘しアープ』が出現し、適度に攻撃を食らいながらショックレイドで止めつつ削っていくというマイペースな戦い方で勝利。もう少しレベルの低いキャラクターでも似たようなことは出来そう。
 『清きルボ』に来られると勝てず、『猛しアンセル』が出ると少し危ない戦い方だが、一人旅キャラクターや暇の出来た魔法系が行なう出稼ぎの参考になるだろう。
 清きルボ対策も、パルシィレイドを混ぜればおよそ問題はない。



約二匹雨乞中♪ 【○デスァ闇沙漠 : 眠れるオアシス】

 随分以前にサルビア(405)氏が挑んで以来サッパリ音沙汰が無かった『眠れるオアシス』通常戦。どのパーティも大体先に進んでしまうからなあ。今回、約二匹雨乞中♪はパーティ単位としては初めての挑戦を行なった。
 登場したモンスターは二種類で、どちらも新出モンスター。しかし 6 レベル差の前には一蹴されるほか無かった。

名称LvHP種族隊列耐性弱点コマンド所持品
ダストサーバント 39 830 魔道機 前列 地+1   サンドストーム+1 (物・全 / )
 
0ruth?
夢盗人 40 520 精霊 後列     ナイトメア (物・単 / 睡眠)
逢魔が時 (魔・全 / 盲目)

マジックチャージ : 射程1
ドリームスナッチ
 [弓/28/0/0/0/1500]
2000ruth?

 HP としてはそこそこだが、全体攻撃スキルが多かったり毒・睡眠が効いたりと、特に危険な敵ではない。ポイズンレイドナップソングを捲けばそれで決着がつく平和な相手だろう。
 夢盗人の逢魔が時は、ウーセコリート等も同名のスキルを使ったが、付加される状態異常が違うようだ。物理攻撃能力がないのにナイトメアは物理スキルだし、ちょっとややこしい敵。

 ドロップ品のドリームスナッチはそこそこの性能だが、より威力の高いストレートカスタムの供給がやや過剰な現状では、シス売りの道が無難か。
 資金収入は意外に高い。やはり『眠れるオアシス』に登場するデザートメイジも所持金 2000 で価値 1500 のアイテムを落とすので、アストラの『知らざる場所』より安全に・コンスタントに稼ぐなら、『眠れるオアシス』も悪くないだろう。

その他雑感

◆ドラゴニクヘルム

 『ハキュスの次元・泉水のほこら』に登場するボス、エワギス。オンテニフと水属性で殴りあったり「あの石は重かったぞ」という名台詞を吐いたりして知られるモンスター。
 彼のレアドロップアイテム、来歴不明の頭甲から、今回とんでもないアイテムが現れた。

アイテム名 種類 攻撃 防御 魔攻 魔防 価値 備考
ドラゴニクヘルム 頭甲 0 7 0 7 2000 体調耐性

 これまで出てこなかったところを見るとサラマンダーリムのようなレア品なのだろうが、特筆すべきはその特殊効果『体調耐性』だろう。使い魔・懐剣が入る補具部分を取られてしまうのは痛いが、それでもニルヴァーナ光の (闇の) ディギングが待つアストラでは、これがあると随分楽になるはずだ。
 アストラと考慮せずとも、女神や双子戦等で単純にグランヘルムの代替品としても使用できる。補具装備欄初の体調耐性として、装備の選択肢に幅を与えてくれる良品。



ニルヴァーナ

 今回登場したア・バオ・ア・クゥーはどこまでもランダム要素が強いボス。とりあえずは、状態異常 (主に毒、石化、 HP 半減スキル) が効くかどうかが要になって来るだろう。
 最初はア・バオ・ア・クゥー対策を書こうかと思ったが、『状態異常がどの程度通じるか』『資質スキルは有効か』等、未判明の要素が多すぎたため、とりあえずニルヴァーナに限って書くことに。
 しかし、ア・バオ・ア・クゥービーストドライブしたらこのニルヴァーナが発動するわけで…だ、大丈夫なのかッ。

 とりあえずニルヴァーナの特徴を纏めると以下のようになる。
  ・6/8/10ターン目以外は連射
  ・物理/3回攻撃 (→回避可能)
  ・ダブルディード時には異常付加効果が無い
  ・射程が長く痛撃率が高い (これはア・バオ・ア・クゥ−本人の特徴)


 各状態異常の発動率は以下の通り。実際は、発動した状態異常が実際に効果を及ぼすかどうかの『成功率』も存在する。

 ▽全57件中
 ショック : 19 (33.33%)
  麻痺  : 18 (31.58%)
   毒  : 10 (17.54%)
  即死  : 4 ( 7.02%)
  石化  : 4 ( 7.02%)
   菌  : 2 ( 3.51%)


 これらの状態異常のうち、アンチウォール+で防ぐことができないのは『ショック』『菌』『即死』の三つ二つ。体調耐性で防ぐことができないのは『石化』『菌』『即死』の三つ。このうち『即死』は対策を捨てて良いだろう。即死を食らって負けるのは馬鹿馬鹿しいが、即死は発動率が低いのに加えて、そもそも成功率があまり高くない ( 今回も 4 件の試行でだれも即死していない )。事故の範囲。

 麻痺の発動率はそこそこ高いものの、単体にしか当たらないので、四人パーティであれば、アンチウォール+を二枚使うか体調耐性と併用するかすればなんとかなるだろう。
 ただ、アンチウォール+使いが麻痺すると話にならないので、体調耐性を装備するのが良いか。体調耐性ならばショックによるコンセントレーションのズレも防げる。痛撃事故が怖いものの、エーテルボディパルジシャンとやれば磐石?
 奇策だが、アンチウォール+役が身代りを使うという手もある。

 毒は、発動率は低いが、一緒に登場するフェイスゴーレムのバイオディソーダアンチウォール+と体調耐性が剥がされるのが嫌なところ。バイオディソーダ後に全体回復を回して回復を早めるのが得策か。
 菌対策はするべきかどうか微妙な所。菌はポイズンシャンでしか防げず、食らうと致命的な状態異常なのでできれば対策をしておきたいが、発動率が低い。 20 ターン戦っても、食らって一〜二発。博打好きならば敢えてポイズンシャンを持たないのも一興?

 多くのキャラクターにとっては、アンチウォール+とショック耐性の併用が異常対策の基本になるだろう。アンチウォール+役は体調耐性+パルジシャンが理想か。プリベント身代りといったスキルも良いが、有効性の割に必要 AP が高すぎて奇策気味かな。

|| 2004.11.05 00:45 追記

 アンチウォールおよびアンチウォール+がどうも『ショック』を解消・予防する動作をしていたので、管理者BBSで報告してみたところ、「せっかくなのでこのままにします」という回答をいただいた。なんだってー。

 ということで、アンチウォール+でショック対策もできるようになり、無理してショック耐性を持つ必要はなくなった…か? ただ、アンチウォール+を使う役目のキャラクターが体調耐性や麻痺耐性を装備したいのは変わらない。



◆イススィールの人気者はダリダ!

 イススィール島民にグッドマン・ルディリアの強さとウーセコリ―トの人気を認識させた、あの企画が帰ってきた。

 シュリ(868)氏の管理する情報・交流系サイトEighty-Millionにおいて、再び『イススィール NPC 人気投票』が開かれている。今回は投票期間をグッと短くし、 11 月末に集計するようだ。見事 1 位になった NPC は、絵師であるシュリPL氏がイラスト化するとのこと。

 とりあえず現段階ではルディリアとグッドマンが票を伸ばしているが、ミフレッセやシャンテレンといった新規 NPC が得票しているのも見逃せない。グッドマンの連覇はなるか、番狂わせは起こるのか、樹の人気はなんなのか、興味は尽きない企画だ。

 是非あなたの一票をよろしくドーゾ。管理人はファイハーンに入れてきました(*´∀`)

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