■第46回結果発表 イススィール旧暦1805年 3月 雷精の週


挨拶

 チャットで更新を待ちながら

 「ウフフー、勝ったらイベントでもやろうかと思ってるんですよー」

 とかナマ言ってたら瞬殺された


 イベント? 延期だ延期! うわーん!

お知らせと新規実装仕様

◆回復能力が さがった!

 修正が入ると事前にアナウンスのあった回復能力。ブラックスミスになると妙に作ることが多かったが、さすがに強すぎると見たのだろうか。
 これまでの回復量は『愛の2倍』、このサイトや各所の予想では『愛の 1.0 〜 1.5 倍』程度まで落ちるだろうと推測されていた。
 しかし実際の回復量変化は…

 回復量 = 愛 × 2/3

 今までの1/3かよ! という状況。これは装備品の『回復能力』だけでなく、ライフェイドで得られる『回復能力』にも同時にかかった修正であるようだ。
 愛が 12 のキャラクターだとすると、一回の回復量は 8 。 15 ターン戦い、回復能力の恩恵を最大限に受けられるとして、総回復量は 120 。魔攻力がそれほど高くないキュアレイン二発分程度の効果があるようだ。まったく無意味というわけではないのだが、これまでの『回復能力』を見てきた人間にとっては「損」をした気分が非常に大きい。特殊費用 x2.5 の大金を払うだけの魅力が、果たしてこの回復能力にあるかどうか?
 イススィールに存在する 123 の回復作製品の行方が気になるところだ。あまりに高額なものは、売り払って新しいものを作るほうが効果は高くなるかもしれない ( あくまで自分がブラックスミスならば ) 。

 まあ、レベル2特殊効果の『ライフアップ50』とどちらを使うか迷える要素が出てきたのは、いいことと言えるか。

 ちなみに岩塩の『超回復能力』は、愛の三倍回復のようだった。妙に効果が高いので、修正漏れではあるかもしれない。

|| 2004.06.20 18:10 追記

 『回復能力』の回復量はミスがあるということだった。次回までに若干アップする、とのこと。
  ED の『若干』はかなり幅があるので、もしかしたらもの凄くアップしたりするかもしれない。

 実は 『愛 × 3/2』『愛 × 2/3』 になっていただけとか、そういうことだと嬉しいのだが…。

先行パーティ結果

 前回はどこも足踏みをしていた強化ユテァリーテが、ついにその強さを見せた!

 ………………どうしようコレ。



第5パーティ 【○ハキュスの次元 : エワギス封洞 / 復讐に燃える水/Section2】


 一足先にユテァリーテを撃破したこのパーティ、今回はのんびりと、未消化のイベントだった『復讐に燃える水』を攻略している。ハルク氏が紫箱を開けているが、中身は剣と弓…どうやらフルダルフ氏はもうしばらくウィザードロッドで過ごすことになりそうだ。
 前回手に入れた宝箱(白)には、残念ながら未実装の三文字。数十個のアイテムを考えてバランス調整もするのは確かに大変な作業と思われるので、じっくり待つのがよさそうだ。アイテムを見切り使用する折に間違って開けてしまわないようにしたいところか。

 レベル差が激しい地域のため、戦闘はやはり問題なく進む。ククロウパンチはポルートスライムにも 1 ダメージだったが。

 恐らくはダメージが高すぎて補正がかかったのだろうが、マジカルヒットショックレイドのダメージがそれほど変わっていないのが多少気になったと言えば気になった。以前はもうちょっと出ていたような気がしたのだが。ハルク氏のストライクの場合は、後列でダメージ量が下がっているのが影響してか、スキル効果が出ている。

 収入は少しの EXP となかなかの AP 。このまま次回は『泉水のほこら』行きだろうか。しばらくは暇だろうから、あちこちをうろつくことになるのかもしれない。積木山、幻想原など、未知の地域は多そうだ。 AP も余るだろうから、変なスキルを習得するなら今のうちにやっておいた方がよさそうだが…。



夢と希望と 【○デスァ闇沙漠 : ロクマリア陵 / たどりつく場所/Section5】


 ついに来た。強化ユテァリーテ戦。未知のボスに挑むのには慣れたこのパーティもさすがに警戒したか、レンタルを駆使して装備を充実させている。レメンテシャン・メインデントーガ・メイデントーガ+レメンテシャン・死護の衣と、全員が聖属性に耐性を持つという徹底振り。『天使のはね』を使用していないのは、未実装クラスのチェンジ条件であった場合を考慮してのことらしい。
ユテァリーテ 「無抵抗な獣を殺すような危険な輩はここで滅びなさい」
 なんかいきなりセリフが怖くなった。す、すみませんゴメンナサイ! だってアイツ塩持ってるんですよ!

 強化ユテァリーテのデータは以下の通り。

名称 Lv HP 種族 隊列 耐性 弱点 コマンド 所持品
ユテァリーテ 50 2000 半神族 飛行 聖+3   戒めの光 (魔・全)
神声たりしコルダス+3 (魔・全 / )
雲のアヴェリニュ (物・単3回 / )

反サクリリジ+5 (物・全 / )
遠隔攻撃 : 射程2
回復能力 : 100
宝箱(白)
 [宝箱/0/0/0/0/2500/未実装]
女神の心臓
 [消費/0/0/0/0/5/
  特殊攻撃ゲティンガイストの極意]

60000ruth
オヴェルル 45 3000 聖霊 前列 聖+1 ヘブンスラッシュ+1 (物・単 / )
ジャスティスロア+1 (物・単2回 / )
エーテル (味全 / 回復)

反サクリリジ+5 (物・全 / )
なし
0ruth
ユステルル 45 3000 聖霊 前列 聖+2 ホーリーフィアス+2 (魔・単 / )
聖なる祟り+2 (魔・全 / )
ハイロゥ (全 / 盲目)

反サクリリジ+5 (物・全 / )
遠隔攻撃 : 射程2
なし
0ruth

 いきなりもの凄くヤバいボスに変わっている。その HP と回復能力は目の錯覚ですよね?
 通常攻撃やスキル攻撃の威力はそれほど高まったわけではないが、反サクリリジの威力は大幅に上がっている。また、主にユテァリーテの防御力が大幅にアップしているようだ。このボス戦で反サクリリジ前に一人を落とす、というのはかなり難しそう。

 夢と希望とは、オフェンセイド×3+回復役のユプ氏がオブティネイドに色気を出す、という加護編成で挑んだ。普段は少量のリーベガイストを混ぜるアーリィ氏が、フロムダスクの効果ゆえか徹底した攻撃役に回っているのは見逃せないところだ。

 ロッシュ氏とアーリィ氏が回復量激減の影響を受けるも、攻撃を食らう対象がバラけたのとユプ氏の高い回復量が幸いし、 7 ターン目までにはほぼ万全に近い HP を確保。 6 ターン目のホーリーフィアス弾除けグッドマンが回避したのに恵まれ、反サクリリジの高ダメージの中、見事に全員生存した。…しかし、グッドマンは相変わらず妙に反サクリリジのダメージが低い。 NPC パワーか。

 そこから先は混戦となったが、アーリィ氏のフロムダスクによる弱点を突いた痛撃と、シャルロット・ロッシュ両氏のダブルディードが光り、 12 ターン目までに使徒の姉妹を落とすことに成功する。1対5になればユプ氏の回復量をユテァリーテが破れるはずもなく、 HP は安定を保ちながら 20 ターンで勝利した。 15 ターン目にロッシュ氏が謎の覚醒をしているが、特に変わった様子は見られない。覚醒スキルは効果が未実装なだけで、一応覚醒判定はあるということだろうか。

 気になるのは飛行しているユテァリーテへのアーリィ氏のダメージが激減しているところか。

Seeker“Алия”の攻撃!
(異形の右手の爪が異常に伸びる)貫け、闇の爪! クロウエクステンド!!
フロムダスク+1!
ユテァリーテに 10 ダメージを与えた!
ユテァリーテに 12 ダメージを与えた!
ジャストミート!
ユテァリーテに 15 ダメージを与えた!

 射程によるダメージ減少効果はどうも素のダメージの 70% ではすまないような気がする。ユテァリーテは防御力が高いのも相まってかなり下がっているような印象を受ける。彼女と戦う場合には、最低でも一人か二人は長い射程の攻撃手段を確保していなければ、削りきることができないだろう。

 入手品は『宝箱(白)』とゲティンガイストの極意『女神の心臓』。えぐりだした? やはり習得できるスキルがランクアップした形式のようだが、元がどういうスキルなのかがそもそも判明していないため、価値はまだ掴みづらい。
 意味はドイツ語の Göttin Geist ( 女神の霊力 ) かな。ヒンメルガイストは恐らく Himmel Geist ( 空の霊力、楽園の霊力 )。 Geist は正確には『精神 ; 魂』だが。

 これだけ強力なボスを相手にするくらいなら、どうも素直に弱いユテァリーテでオブティネイドを使ってるのが効率はよさそうだ。



Ewige Verfolgung Personen 【×デスァ闇沙漠 : ロクマリア陵 / たどりつく場所/Section5】


 Eighty-Million のシュリ氏のパーティ。同サイトの人気投票はルディリアとグッドマンが一騎打ちのムード。こうなってくると色物にも投票したくなるのも人情というもの。君の一票が色物を優勝させるかもしれない! ウーセコリートとかさ。

 レメンテシャンをパスして装備を整え、ファーク氏が基本 20000 ruth フレイルを作製し、ここも女神ユテァリーテ戦。やや時期尚早に思われるが、ロゥリスのまったりムードに喝を入れるためかもしれない。グェン氏がセイジに戻り、準備は整った…かと思われたところで、ファーク氏痛恨の装備ミス。サイトナレッジを装備するはずだったのだろう装飾欄が空欄になってしまっている。ここも『天使のはね』は誰も使わず、やや不安を残したままで戦闘スタート。

 加護としては夢と希望とと同じくオフェンセイド×3+回復役がオブティネイドという編成。シュリ氏のバーンショットとグェン氏のダブルディードが高いダメージを出していたが、決定打に欠けじりじりと押されていった。オフェンセイドを使った戦闘では命中率が非常に大切なファクターになってくるため、サイトナレッジ装備失敗が響いたと言える。
 6 ターン目と 7 ターン目のホーリーフィアス反サクリリジというコンボを、聖属性装備をしていないシュリ氏が食らったのは痛かったが、次に挑むならこれは対策を練っておきたいところかもしれない。ダメージ的には HP が満タンのグェン氏でもランダム幅次第では落とされかねない値だ。

 耐久力の不足で攻撃人員が減少し、攻撃力が減少したために敵の数が減らず、結果的に被ダメージも上がる、という典型的な負けパターンに陥っている。よく似た編成の夢と希望とも陥り得たパターンではあるが…。 Lv45 前後でのユテァリーテ攻略は、少し足踏みをした方がよさそうだ。



時の探索者 【×デスァ闇沙漠 : ロクマリア陵 / たどりつく場所/Section5】

 管理人の所属するパーティ。オブティネイド仕様変更のアナウンスに目がくらみ、オブティネイド二枚で強化ユテァリーテに突入した。強化ユテァリーテの所持金は 60000 ruth と予想していたので、仕様変更前に 100000 ruth 入手できれば儲けもの、くらいの突入。逆に言うと、100000 ruth が危険な突入をするに足るギリギリのメリットだと考えていた。
 敗北も見越してはいたが、
リオット 「感慨深いですが、まだ何も成し遂げてはいません。警戒を緩めないで。勝算は…六割弱です。」
 妙に自信満々。六割もないよ! バカバカ、過去の自分のバカ!

 サルビア氏は『死護の衣』をレンタル、グランソード+4を装備、高額斧を作製とやや大きな出費。射程 1 の武器で統一しているのは、ユテァリーテの回復量が上がるのを見越して無駄なダメージが出るのを嫌ったため。ここまで回復量がアップし硬くなるとは思っていなかったが。
 膨大な見切りの中でミストルテイン氏は装備ミス。ライトハンドを身体に装備しようとして失敗。攻撃力は不足気味と見ていたので、結果を開いたときはこの時点で負けを確信した。…実際は予想よりもっとボロ負けだったが。

 戦闘はオブティネイド+オブティネイド+オフェンセイド。しかし回復能力の予想外のダウンや、ユテァリーテ&ユステルルの攻撃が妙に集中したのが響き、七ターン目開始時で既にリオットの HP は 215 。反サクリリジの前にあっさりと消し飛んだ。
 そこから先は二人+ NPC で逆転の目がある筈もなく、順当に敗北。無謀な特攻の典型と言えるだろう。ミストルテイン氏がライトハンドを装備できていても、恐らく敗北していた。

 現在はユテァリーテを格上と見て、三〜四更新ほど修行をする計画が立っている。今回のような事故を防ぐため、リオットが身代わりを取るという案も出ているが、フルスキルを持っていないのでやや辛いことになりそうだ。



レヴィを使って生きる毎日 【○灰城ロマルフ : レーッド・テラス】


 再びレーッド・テラス、はぐれ飛竜戦。メカレヴィ氏はターゲティングを習得してグラップラーに戻っている。攻撃力 715+46 、まさにイススィールの歩く仕様変更だ。前回の引き分けを反省してコマンドを全体に攻撃主体に変更…したのかと思ったが、どうもモールフェース氏はそもそもコマンド設定ミスをしていたらしい。それであんなに回復過剰だったのか。

 戦闘はコマンド変更もあり順当に勝利。攻撃力の差が響いたか、モールフェース氏がメカレヴィ氏よりも大きなダメージを出していたのが印象的だった。 12 AP ずつをゲットして、ターゲティングを習得する準備は万端。しかしあの強化ユテァリーテの状況を見るに、もう一更新ほど足踏みをしてもよさそうだろうか。


 あとパワーディバインはいつも通り効いてるのか効いてないのかよくわからなかった。



ターゲティング愛好会 【×霧渓谷ロゥリス : 霧の戦場】


マリエン 「仕様変更の逆風にくじけそうです……」
 いや、まったく。立てていた計画を破棄しなくちゃいけなくなるのは辛いです。でも苦しいのはみんな同じさ!

 リフィア氏とアーセッド氏が元のクラスに戻り、マリエン氏が入れ違いにシューターへチェンジ。順当にターゲティングを攻撃役三人が習得する手はずのようだ。
 行き先は稼ぎどころ・霧渓谷ロゥリス。新出モンスターは Lv45 の各上モンスター、サイボーグ。

名称 Lv HP 種族 隊列 耐性 弱点 コマンド 所持品
サイボーグ 45 不明 機械 前列     キャノン砲 (物・全)
30mmビーム (物・単 / 集中1ターン)
????
450ruth?

 このサイボーグ、ほとんど打撃を受けていないため強いのか弱いのかよくわからない。 HP は 1000 近くありそうな予感はするのだが。

 戦闘はアーセッド氏とリフィア氏がターゲティングを装備して後列の敵を集中攻撃し、マリエン氏がデッシュの連発で前列の敵を仕留める…という作戦だったようだが、相手が悪かった。最大の敗因はんちゃ氏にショック耐性がなかったとだろう。 2 ターン目、シックソングでショックせずにアンチウォール+が決まっていれば、ここまで一方的な結果にはならなかっただろう。
 ショック効果で動けないターゲティング愛好会を続くナップソングが眠らせ、毒とキャノン砲が HP を削っていく。頼みの綱のデッシュコンセントレーションを乱されたせいで発動しない。射程の関係でアーセッド氏のダメージは走らない。結局ステータス異常に縛られたまま、まさかの敗北となった。普段ロゥリスで PC 達がやっていることをモンスター側がやった、という形。

 前回登場した時はスパイラルソードでスタンしっぱなしだったので印象が薄かったが、シュライクはどうもそれなりの対策が必要なモンスターのようだ。パーティを組んでいるなら、アンチウォール+役はショックシャンを装備したいところだろう。



檸檬色のデジャブ 【○霧渓谷ロゥリス : 霧の戦場】

 ユテァリーテに特攻しては敗北しているパーティを横目に、落ち着いた足踏み。柩氏はロゥリスを余裕と見たか、わざわざ素手にしている。ミュートガイストを主体に組み立てているところから、恐らく戦闘の引き伸ばしを狙って意図的に武器を外したのだろう。
鍵師 「一番よりナンバー2!これが俺らの人生哲学だ!文句あっか!   あ、あとメッセ欄超足りない。」
 ないです。むしろその方が安定した攻略ができるさ! 後攻は先攻より強し。ンッンー、名言だな、これは。

 戦闘は新出モンスターもない中を安定して蹂躙。ただしこのパーティはアンチウォール系のスキルがないために、シュライクが出ると意外に苦戦したかもしれない。デッシュが上手く走っていたのと、鍵師氏のサモンアニマルがいい動きをしていたのが印象的だった。イーグルタロン? …ハハ、そんなものは見なかったよ。
 興味を惹かれるのは柩氏の通常攻撃だろうか。

柩の攻撃!
    貫く言葉は ただひとつ!零式防衛術奥技…大義!
    クリティカル!
    ダークナイトに 120 ダメージを与えた!

柩の攻撃!
    積極!
    ダークナイトに 7 ダメージを与えた!

 防御力無視の力かな。低い攻撃力でも一定値のダメージを確保できるのは嬉しいところだ。意外と先に進んでからメァットメイス等を装備するのも、面白い戦い方ではあるかもしれない。

上位パーティ結果

 今回からしばらくお休みします。面白そうなところは『注目パーティ』で積極的に取り上げようかと。

注目パーティ結果

彷徨える者達 【○ハキュスの次元 : 泉水のほこら / 復讐に燃える水/Section3】

 イススィールに一振りの高防御魔剣、斬馬刀を持つ夢幻氏が、 PC としては初の説キ噤ミを使用した。魔剣士のスキルの中では溢レ瑞樹のインパクトの影でいまいち地味な印象があるせいか、これまで習得者がいなかったのだ。
 結果はなかなかのダメージ。ランダム幅が見えないため正確な威力はまだわからないが、よく似た効果のストロークと比べるとこちらを使いたいところだろうか。



第491パーティ 【○ハキュスの次元 : エリグヒド送迎場 / ブリキの兄弟/Section1】

 初レディ・アン氏が、今回はヴァレットの実験を行なっている。物理系レディなので性能が見られるのはもう少し先になるかと思ったが、嬉しい誤算だ。
 結果は…魔攻力は高いものの装備修正がないアン氏の撃ったヴァレットで、 32 〜 35 ダメージ。通常攻撃やセイバーのダメージと比べると、かなりの値だ。尤も、ダメージ減少補正があるので一概に比較はできないが…。
 少なくともマジカルヒット並みの威力は期待してもよさそうだろうか? できれば、更なる正確なサンプル ( 具体的には他の魔法との併用 ) が欲しいところだ。

|| 2004.06.20 18:10 追記

 ヴァレットを使用した際の謎の表記「!」は、次回までに修正されるようだ。



The place changes and goes. 【○灰城ロマルフ : ウゥンズ大広間 / 忘れられた話/Section3】

 今回はなにかラスタフ・ナイツに挑んだパーティが多かった。そういう時期なのかもしれない。その中で一際面白い戦い方をしていたのがこのパーティ。戦い方というか、具体的にはアクアシンパシィがスゴい、という話なのだが。

リリィとカルの協力攻撃!
    「いっせーのーせっ」
    「見せてアゲル、あたし達の怖さをね!」
    アクアシンパシィ+3!
    ルドラに 317 ダメージを与えた!
    ヒルクに 431 ダメージを与えた!
    ナタリーに 441 ダメージを与えた!

 この威力を二発撃たれてはさすがのラスタフ・ナイツもなす術がない。こんな重くて使いにくいものをよくここまで、という感じだ。複数人数の敵が登場するボス戦では、こうした属性協力攻撃はなかなかの戦力になりそう。

その他雑感

◆積木山とドールワーカー

 今回ドールワーカーにクラスチェンジしたキャラクターはなし。どんな仕様かがわからないため、警戒した感じだろうか。翁 (1076) 氏がクラスチェンジに失敗しているのはドールワーカーに挑戦したのかもしれないが、恐らく愛が足りなかったのだろう。出現敵のレベルから見るに、ビーストテイマー並の愛は必要そうだ。
 早速売却された『クマのぬいぐるみ』は、『ワタ』 ( 消費/0/0/0/0/500/ツギハギのパーツ(1/3) ) になっている。こうして集めたそれぞれのパーツを使っていくことで人形を作るのだろうか?
 しかし、 1/3 ってことは最低3回は使うのか。随分時間かかりそうだ。

 今回の新出モンスターは以下の通り。
 ちなみにエクトルくんの死にセリフは「……ま、間違えたのか? それとも……ッ」だった。射程が広いところではエシュー家の人も結構被弾する。

名称 Lv HP 種族 隊列 耐性 弱点 コマンド 所持品
ウッドール 24 430 人形 前列     棍棒腕パンチ (魔・単)

マジックチャージ : 射程2
ウッドール?
0ruth
御伽這子 26 400 人形 前列     ざくろの木剣 (魔・単)

マジックチャージ : 射程1?
御伽這子?
0ruth
スケアクロウ 27 420  人形 後列     ブラフパフォーム (魔・単 / ショック)

マジックチャージ : 射程3
スケアクロウ?
0ruth
ラムファダ 28 550 人形 前列     ブリューナグ (魔・全)

マジックチャージ : 射程2
ラムファダ?
0ruth
悪魔のギョニル 31 440 人形 後列     ディアブラーダ (魔・全 / )

マジックチャージ : 射程3
悪魔のギョニル?
0ruth

 それほど面白そうなスキルはなさそうか。ディアブラーダの邪属性は嬉しいが、全体攻撃では…。個人的にはディノ・レプリカのアブサードバイト辺りの威力が楽しみなところ。ドールワーカーの仕様の全貌が早く明らかになって欲しいものだ。



◆考察:強化ユテァリーテ

 たまにはジョークのないコンテンツも載せるぞ!

 今回登場した強化ユテァリーテはかなり強力なボスだ。これを攻略する方法を検討していきたい。
 まあ、放っといても手の内がバレたボス、それほど時間をおかずに勝利方法が確立するだろうし、加護のチョイス次第では今回負けたパーティにも勝利の芽はあったろう。もしかすると今危惧しているほど難しいボスではないのかもしれないが…。
 ともかく、参考程度に見ていただければ幸い。

 想定している最低限の条件は『四人パーティ』で『一人は専業回復』という二つだ。基本方針は『三人が攻撃に専念し、一人が回復専業』というありふれた形で考えてある。

 まずは基本的なスペックのおさらい。最大の特徴は「タフなためにオフェンセイドを使わないで戦うのが難しい」 ( =オブティネイドを使いづらい ) ということ。

名称 Lv HP 種族 隊列 耐性 弱点 コマンド 装備スキル
ユテァリーテ 50 2000 半神族 飛行 聖+3   戒めの光 (魔・全)
神声たりしコルダス+3 (魔・全 / )
雲のアヴェリニュ (物・単3回 / )

 協力攻撃 : 反サクリリジ+5 (物・全 / )
遠隔攻撃 : 射程2
回復能力 : 100
なんか超速い
オヴェルル 45 3000 聖霊 前列 聖+1 ヘブンスラッシュ+1 (物・単 / )
ジャスティスロア+1 (物・単2回 / )
エーテル (味全 / 回復)

 協力攻撃 : 反サクリリジ+5 (物・全 / )
なし
ユステルル 45 3000 聖霊 前列 聖+2 ホーリーフィアス+2 (魔・単 / )
聖なる祟り+2 (魔・全 / )
ハイロゥ (全 / 盲目)

 協力攻撃 : 反サクリリジ+5 (物・全 / )
遠隔攻撃 : 射程2

 そして、こちらが今回ユテァリーテに挑んでいた三つのパーティ。

  勝利夢と希望と
  敗北Ewige Verfolgung Personen
  敗北時の探索者


■いかに生き延びるか

 ユテァリーテ戦の検討は必然的に防御面の検討になる。相手のタフネスが非常に高いために、長いターンを戦い抜かなければ総ダメージが相手の HP に追いつかないからだ。
 いかに生き延びるかという問いは、また、いかに反サクリリジをいかに食らうかという問いでもある。
 ただし、どれだけ強力といっても、反サクリリジのみでは PC は倒れない (下表参照) 。反サクリリジに至る6ターンをどう戦うかが、ユテァリーテ戦の要と言っていいだろう。

■ 反サクリリジのダメージ表
防御力 耐性 ダメージ量 備考 防御力 耐性 ダメージ量 備考 防御力 耐性 ダメージ量 備考
128 +12 +1 565   175 +14 593   116 +23 +1 607  
307 +18 +1 476   71 +12 +1 484   340 +20 +2 586  
103 +17 +2 369   441 +24 501   374 +17 336 防御状態
441 +16 +1 476   166 +28 +1 433   なんだこのランダム幅。

 ○反サクリリジ対策

 表を見ればわかるように、反サクリリジに対しては無理に防御力を上げる必要はない。むしろ低めの防御力で耐性を確保した方がダメージ減少の効率はよさそうだ。

 一際あざやかなのは防御の効果。聖属性装備を持たなくとも十分な強さを発揮している。
 ガードラッシュガードセイバーなどのスキルがあれば、これを使うだけで生存率は格段に上がるだろう。ユテァリーテの 7 ターン目のコマンドは物理攻撃雲のアヴェリニュなので、 17 ターン目にも無駄にならない。物理系ならできれば一瞬だけでも撃っておきたいところだ。

 回復系は…まあ、キュアレイン連打で忙しいだろうか。専業回復役が落ちてしまうと長期戦はそもそも成り立たないので、ライフバースト身代わり、ライフェイド、岩塩など、自分の HP を確保する手段を用意しておいた方がいいだろう。

 魔法系であれば直前にゴーリィモゥンを撃って HP を回復しておきたい。多少オーバーヒール気味でも全快に近い値を保たなければ ( 或いは保っていても ) 、6ターン目から7ターン目のホーリーフィアス反サクリリジのコンボで落とされる危険性がある。

 熟練度が高いパーティであれば、ライフェイドを使うことで恐らく反サクリリジには十分耐え切る HP を持てるだろう。しかしオフェンセイドの痛撃率&重撃率がなければ、ユテァリーテは削りきれない公算が高い。ライフェイドを使えるのは、あくまで火力にかなりの余裕がある時だけだろう。

 ○攻撃方針

 それほど難しいことはない。とにかく最大効率で殴る。飛行しているユテァリーテへのダメージダウンを防ぐため、射程を長くするのが良いだろう。ダブルディードが非常に効果的なので、資金次第では武器にダブルアップをつける手もある。魔法系ならグランリングがよさそうか。
 懐剣があるなら多少攻撃力が下がっても装備したい。現在のイススィールは装備修正1点の差が以前ほど重要でないからだ。それならばダメージが低いために減少補正のかかりにくい追撃効果の方が、ずっと効率が良い。

 盲目対策はサイトナレッジ・グランヘルム・ブラインシャンで悩むところだが、長射程武器は往々にして命中率が悪いので、サイトナレッジがいいだろう。どうしても武器の射程が短いなら、装飾にはオーバーレンジを装備したい。
 敢えて盲目対策をせずに回復魔法で回復を早め、盲目中の攻撃はストロークバイトウェイを使うという豪快な選択肢もある。

 ユテァリーテは、どうも防御力よりも魔防力の方が低めのようなので、魔法系キャラクターは HP に余裕があればブーストした攻撃魔法を撃ってもいいだろう。

 ○防御・回復方針

 キュアレイン主体。全体攻撃が多いので、オーバーヒールが少なく効果的なスキルになる。反サクリリジ前のキュアレイン連打はセオリーと言えるだろう。
 プリーストのハイキュアは CP 効率が良いのでアリだろうが、前半に単体回復を使っているとグッドマンに飛んでしまうことが多いので、使うとしたら反サクリリジ以降がよさそうだ。グッドマンは反サクリリジのダメージが妙に低いために、 PC より HP が高くなっていることが多い。

 敵の射程が長いために、大変なのは防御力の低い素早さ系と魔法系。回避率の関係で、素早さ系は『死護の衣』を非常に効率よく使えるため、持っているとしたら彼らが着るのがいい。魔法系はゴーリィモゥンで頑張れ。超頑張れ。

■奇策の検討

 強化前は ( 恐らく ) 可能だった『反サクリリジ前に誰かを落とす』ということはまだ可能か、考察してみたい。
 つまり、上記の考え方に真っ向から反対し、「ユテァリーテに短期決戦を挑む」というやり方だ。
 素早いユテァリーテがいるので反サクリリジが撃たれるのは 7 ターン目の頭、すなわちそれまでの 6 ターンで誰かを落とさなければいけない。

○オヴェルル&ユステルルを落とす場合

 オヴェルル&ユステルルから落とすことはできるか?
 彼女達の HP は 3000 ずつ、どちらか片方に攻撃を集中させる手段は無いので、とにかく射程 1 の攻撃を当て続けるより他にない。フロムダスクをブーストしたり、ジャストミートやダブルディードを上手く回せば、どちらかを落とすことは必ずしも不可能ではないだろう。
 しかし、射程 1 の攻撃がいかに当たり、 6 ターン目までに片方を落とせたとしても、そこからユテァリーテを落とせない

 夢と希望とを見ればわかるように、オヴェルル&ユステルルへ大ダメージを与えていたアーリィ氏が、ユテァリーテへの攻撃になるともうほとんど役にたっていない。恐らく回復能力分の回復量を削るので手一杯だろう。

 よって、オヴェルル&ユステルルを 7 ターン目までに落とそうとするのは、強化ユテァリーテと戦う場合には現実的ではない。

○ユテァリーテを落とす場合

 ターゲティングを攻撃役三人が装備することでユテァリーテから落とす場合。勿論フレイル、オーバーレンジなどで射程を確保するのは必須になる。ターゲティングによるターゲットセレクトは、短射程による前列攻撃傾向よりも優先されるからだ。

 ユテァリーテの HP は2000。6ターンで600回復するが、最初の回復は ( 素早いので ) 恐らくオーバーヒールに終わると見越して、 HP 2000 + 500と想定する。
 すると削るのに必要なダメージは、1ターン当たり 2500 ÷ 6 = 416.7 、攻撃役三人として一人当たり138.9ダメージ。

 攻撃力『662+52』のロッシュ氏が、オフェンセイド入りで行なう通常攻撃のダメージは『60〜70』前後。懐剣を併用すれば合計で100〜120ダメージは確保できそうだ。オフェンセイド特有のジャストミートとダブルディードを考えれば、このレベルの攻撃を攻撃役三人が行うことで、ユテァリーテ撃墜は見事実行できる計算になる。

 つまり要求される能力は、
  ・三人がターゲティング習得
  ・懐剣三本
  ・オフェンセイド三つ
  ・三人とも600+52くらいの攻撃力
 スキルによっては懐剣の分を節約できるかもしれない。グラップルなど、ユテァリーテには有効そうだ。

 ただ、この作戦最大の欠点は、セイクリッドラスは食らうということなのだが…。

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